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INSURANCE

生活保護で賃貸の更新料や火災保険の更新料は支給されるのか

生活保護の方向け賃貸の更新料について

賃貸物件は多くの場合、入居者は賃貸契約で決められた金額を支払います。
一般的に家賃の1~2ヶ月分で、地域や物件の人気度によって異なり、家賃の半月分など相場が低い地域もあります。
更新をするには更新料を支払う必要がありますので、最低限の生活費で生活する生活保護世帯が支払うのは厳しい金額です。
生活保護世帯が賃貸の更新をする場合に、更新料が支給されるのかを解説します。

生活保護受給者に賃貸の更新料は支給されます

生活保護には、住宅扶助があり住居に関する費用を賄っています。
そのため、生活保護受給者には賃貸の更新料も住宅扶助によって支給されます。

住宅扶助の特別基準

住宅扶助の特別基準

生活保護の住宅扶助には特別基準が設けられており、通常毎月支給される家賃とは別に「特定の場合に限り」支給される費用があります。 賃貸の更新料が必要であるかどうかはご契約されている賃貸物件によって異なり、必要であったとしても入居者が何年居住するかわかりません。 そのため、生活保護世帯が居住している賃貸の更新料は住宅扶助の特別基準で支給されます。

火災保険の更新料

火災保険の更新料

一般的に賃貸物件に居住するためには、万が一の場合のために火災保険をかける必要があります。 なお、火災保険は基本的に2年契約になっているため、賃貸物件の更新と同時に、火災保険の更新料も必要になることが多くあります。 賃貸の火災保険は2年間で概ね2万円程度が相場となっており、更新料も基本的には同額で支払う必要があります。 火災保険も賃貸の更新に必要な費用なため、賃貸の更新料と同様に住宅扶助の特別基準として支給されます。

保証会社の更新料

保証会社の更新料

賃貸契約をする際に保証人の代わりに保証会社を利用することが増えています。 保証会社は大家さんに対して家賃の支払いを保証する会社のため、賃貸の更新と同じタイミングで保証会社も更新が必要となります。 保証会社の更新料も火災保険と同様に支払わなければならない費用となるため、住宅扶助の特別基準で支給されます。

生活保護受給者が賃貸契約を更新する流れ

生活保護の方向け賃貸の更新料を把握した後、実際に賃貸の更新料を支払って賃貸契約の更新を行わなければなりません。
生活保護世帯が賃貸契約を更新する流れを簡単に解説します。

  • FLOW1

    契約更新はご自身で行う

    まず賃貸物件の契約更新は、契約者本人がご自身で行う必要がありますが、不動産管理会社や大家さんに賃貸物件の契約更新は更新しない旨を伝えなければ自動的に更新され、更新料が引き落とされる場合が多いです。 もし、自動引き落としでない場合は、不動産管理会社や大家さんに家賃の振込日に更新料を含めた金額を支払うことで賃貸契約が更新されます。

  • FLOW2

    通帳や更新料の領収書をケースワーカーに提出

    賃貸物件の更新料の支払いが口座引き落としの場合は、引き落とされたことを証明するために通帳を提出しましょう。 更新料の支払いが振り込みの場合は、領収書等を福祉事務所に持参し、担当のケースワーカーに提出しましょう。 更新料の支払いが間違いないことが証明されれば、生活保護の住宅扶助から更新料分が支給されます。 更新料はケースワーカーに申請しなければ支給されない費用になりますので、提出し忘れには注意しましょう。

賃貸住宅でも火災保険に加入すべき?

火災保険への加入は任意ですが、賃貸住宅の中には、契約条件として火災保険への加入が必須となっている場合があります。
その要因は、次の2つが考えられます。

賃貸住宅を退去するときに住まいの原状回復義務がある

日本では、失火責任法により、火災を誤って引き起こしても、過失がない限り、火災を引き起こした人が損害賠償責任を負わないとされています。しかし、賃貸住宅を借りる際には、退去時に住居を元の状態に戻す原状回復義務があります。原状回復ができない場合、損害賠償責任が発生します。火災保険に加入していない場合、借りている住まいに損害を与えた際には、損害賠償金を自ら用意しなければなりません。

賃貸住宅で火事になった場合、家財の損害は自己負担になる

逆に言えば、もらい火によって住まいや家財が被害を受けたとしても、火災を引き起こした人に重大な過失がなければ、損害賠償請求はできないことになります。建物は持ち主(大家さん)が加入している火災保険で補償されますが、家財は借り手自身で補償しなければなりません。このような事態に備えるためには、火災保険の加入が必要となります。

火災保険料の相場はいくら?

火災保険料は、保険会社がさまざまな要素を考慮して決定していますので、「保険料の相場はこれくらい」と一概に言い切ることは難しいです。
建物の種類や築年数などの要素によっても異なるため、具体的な目安を示すことは困難です。
以下では、一戸建てとマンションなどの建物タイプごとの保険料の一般的な傾向や、
賃貸住宅の場合の保険料と築年数の関係について説明します。

一戸建ての方がマンションよりも高くなることが多い

一般的に、木造の一戸建てとマンションを比較すると、木造の一戸建ての方が保険料が高くなる傾向があります。

この差異の主な理由は耐火性能の違いにあります。木造の一戸建てはコンクリート造や鉄骨造のマンションと比べて耐火性能が低く、火災時の損害が大きくなる可能性が高いためです。保険料はリスクと密接に関連しており、木造の一戸建てのリスクが高いため、保険料もそれに応じて高く設定される傾向があります。

賃貸住宅の築年数は火災保険料にあまり影響しない

賃貸住宅の火災保険料において、「建物の築年数」はそれほど大きな影響を与えません。

賃貸住宅の場合、借り手が加入する火災保険の対象は建物ではなく家財です。そのため、建物の建築年数がいつであろうとも、基本的には保険料に大きな影響を与えません。

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